ここでは間接材の種類について、種類ごとの管理のポイントを交えながら解説します。購買システムを利用した管理についても紹介しますので、購買業務の効率化に向けて参考にしてください。
「補助材料費」は製造を支援するためのモノを購入する際の費用のことです。あくまでも支援に用いられるものであり、製品に組み込まれることはありません。たとえば製品の組み立てに使われる接着剤、機械の燃料などがあげられます。
工場を維持するため必要となる消耗品購入にかかる費用が「工場消耗品費」です。製品に組み込まれることもなく、製品の製造に関連するものでもありません。工場に設置される電球、清掃用の洗剤や石鹸など、環境維持のために用いられる消耗品です。
「消耗工具器具備品費」とは製品の製造に用いられるモノのうち、交換したり補充したりする必要のある消耗品のことを指します。条件となるのは耐用年数が1年未満であること。たとえば定規や黒板などの備品、ハンマーが該当します。
まずは間接材の定義を、種類ごとに明確にしましょう。どのような間接材を仕入れており、3種類のうちのどこに該当するのかを定義していきます。すると不必要な間接材が仕入れられていると判明することも珍しくありません。また部門ごとに間接材の定義が異なることもあります。種類ごとの管理を実践していくには、どれがどの種類の間接材に該当するかを明確にすることから始めてください。
間接材の在庫は帳簿に記録されているはずですが、実際の在庫数と異なってくることがあります。そこで1ヶ月に1度、帳簿と実際の在庫数の照合を行うことを推奨します。タイミングは月末が適しています。毎月の末日に行えば、決算の時期にも重なります。
間接材を種類ごとに管理するために便利なツールが購買システムです。システムを導入すれば在庫を見える化しやすくなり、在庫の管理がしやすくなるでしょう。過剰在庫や欠品のリスクを減らせます。また種類ごとの購買状況やコストの管理も行えるため、コスト削減にもつながる可能性があります。
間接材には「補助材料費」「工場消耗品費」「消耗工具器具備品費」と3つの種類があります。種類ごとに在庫や購買状況を管理することは簡単ではありませんが、購買業務の効率化をはかるためには欠かせないことです。管理のしやすさを重視する場合は、購買管理システムの導入が有効です。
当サイトでは購買システムの導入に役立つ情報として、システムを導入費用と実績で比較してご紹介しています。これから購買管理システムを導入するとしても、自社に適した製品を選ぶことが重要です。ぜひ以下のページを参考にしながらシステム選びを進めてください。
購買管理システムを選ぶうえで、まずおさえておきたいのが導入実績・事例です。ここではネット上に出回っているあらゆる購買管理システムを調査し、導入実例や社名ありの事例を公式HPに記載しているメーカーの製品をピックアップ。導入費用・実績・パンチアウト接続(サプライヤサイトに直接アクセスできる)で比較してみました。(2021年5月調査時点)
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商品名 | 導入費用 (※独自調査による参考値) |
導入実績・企業例 | パンチアウト接続が 可能なサプライヤ |
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SOLOEL | Lightは200万円~ Enterpriseは 1,000万円~ |
600社以上 大阪ガス、オムロン、カネカ、カシオ、神戸市、大京、大成建設、野村ホールディングスなど |
34社 ASKUL、アズワン、Amazon Business、大塚商会、紀伊国屋書店、キングコーポレーション、コクヨ、チップワンストップ、DELL、東京硝子器械、トラスコ中山、ビックカメラ、ミスミ、ミドリ安全、MonotaROなど |
coupa | 1,000万円~ | 2,000社以上 三菱重工など |
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SAP Ariba | 3,000万円程度 | ※社数の記載はなし 横浜ゴム、日東電工など |
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