購買管理システムとあわせて
Web-EDIを活用しよう

「Web-EDI」とは、購買管理システムと組み合わせて利用できる、WEB主体のEDIのひとつです。Web-EDIは低コストで導入できるセキュリティレベルの高いシステムですが、同時にデメリットもあります。

Web-EDIにはメリットとともにどのようなデメリットがあるのか、詳しく見ていきましょう。

Web-EDIとは

「Web-EDI」とは、企業間における電子商取引を行う、購買管理システムと連携できるEDIのひとつです。サーバに構築したシステムを利用し、ブラウザやサーバを介して取引を行います。

従来の電子商取引では専用ソフトが必要でしたが、Web-EDIではソフトは不要で、ブラウザ上で手軽に取引が行えることが大きな特徴です。

Web-EDI導入によるメリット

メリット1:低コストかつ簡単に導入できる

Web-EDIには従来のEDIに比べて、低コストかつ簡単に導入しやすいというメリットがあります。クラウドベースであるためシステムの構築も不要であり、インターネット回線を利用するためコストを抑えやすいことが特徴です。

メリット2:セキュリティレベルが高い

セキュリティレベルの高さもメリットのひとつです。Web-EDIでは暗号化技術により通信が隠されるため、商取引におけるセキュリティ性を確保しやすくなっています。

メリット3:ペーパーレス化を目指せる

紙ベースの商取引とは違い、ペーパーレスの取引を目指せることもメリットのひとつとなります。FAXや郵送を利用した取引では、紙の納品書や請求書が必要でした。しかしWeb-EDIであれば紙媒体の利用を抑えられ、コスト削減と文書保管の手間を省けます。

Web-EDI導入によるデメリット

デメリット1:場合によっては費用対効果が低い

Web-EDIは低コストで運用できると解説しましたが、場合によっては費用対効果が低くなってしまうこともあります。それは取引先と取引の量が少ない場合です。Web-EDIでは利用料金が必要となるため、企業の取引状態によっては、利用しないほうがコストが抑えられるかもしれません。

デメリット2:取引先によっては利用できない

2つ目のデメリットは、取引先によっては利用できなくなることです。Web-EDIを利用するためには、取引を行う双方がWeb-EDIを導入していなければなりません。

もし取引先でWeb-EDIが導入できないようであれば、自社でWeb-EDIを用いた購買管理システムを導入したとしても利用価値が低くなってしまいます。

デメリット3:業務工数が増える恐れがある

Web-EDIの導入によって、業務工数が増える恐れもあります。インターネットベースでの取引では、ログインやアップデートが必要です。また基幹システムでの再入力などもしなければならないため、業務形態によっては取引により時間がかかってしまうことも考えられます。

Web-EDI導入のポイント

Web-EDIを導入する際には、セキュリティ対策を施し、自社が希望する効果を実現できるシステムを選ぶことが大切です。 もしWeb-EDIを導入しても、効果が実感できなければ意味が薄くなってしまいます。

自社が求める機能を搭載しているシステムを選択し、SQLインジェクションが不可となる対策を施すなど、セキュリティ対策を充分に行ってから運用を始めましょう。

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