利益の創出には、間接材のコスト削減がおすすめです。ここでは、間接材のコスト削減についてお伝えします。
直接材に比較すると、間接材のコストは少額です。そのため、間接材の管理は緩くなりがちで、その分、ムダが多いポイントでもあります。
間接材の支出全体に占める割合は、実は20%もあると言われています。また、実際の購入費用だけではなく、発注業務や支払い業務など業務プロセス自体に時間・人件費がかかっていることも見逃せません。
売り上げを向上させるより、間接材コストを減らす方が簡単。間接材コストを削減すれば、利益は増えます。
ぜひコスト削減したい間接材ですが、それを阻む課題があり、なかなか思うようにいかないかもしれません。
間接材の調達は、各部署の担当者がバラバラに購入していることも多く、見積もりや購買ハウツーに個人差が生じやすいものです。良いやり方があっても、属人化されてしまい、社内で共有されません。
一元管理できないため、購買内容のデータ化も難しく、どれをどれくらいコスト削減できるかといった戦略構築が難しいことが課題です。
間接コストの削減は、まずは購買業務を可視化するところからスタートするべきです。
そのためには、購買業務全体をマニュアル化して、業務フローを整えましょう。この際、承認のステップを入れると管理者が購買傾向を把握しやすく、無駄な購入を抑制できます。
フローを構築した後は、そのフローに基づいた購買活動をデータ化して、数字を解析した上で、改善ポイントを見つけていきましょう。
業者を競合させるのも良い手段です。
事業の利益を増やすためには、元々しっかり管理されている直接材より間接材のコスト削減に取り組むと大きな成果が出ます。間接材の管理には、購買プロセスの統一とデータ化が必要です。
こうしたフローの構築やデータ化を手作業でおこなうのは困難なので、購買管理システムを導入するのがおすすめ。煩雑な購買プロセスが一気に整理されます。
TOPページでは横断検索や集中購買の機能が充実している購買管理システムを比較しています。ぜひ参考にしてください。
購買管理システムを選ぶうえで、まずおさえておきたいのが導入実績・事例です。ここではネット上に出回っているあらゆる購買管理システムを調査し、導入実例や社名ありの事例を公式HPに記載しているメーカーの製品をピックアップ。導入費用・実績・パンチアウト接続(サプライヤサイトに直接アクセスできる)で比較してみました。(2021年5月調査時点)
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商品名 | 導入費用 (※独自調査による参考値) |
導入実績・企業例 | パンチアウト接続が 可能なサプライヤ |
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SOLOEL | Lightは200万円~ Enterpriseは 1,000万円~ |
600社以上 大阪ガス、オムロン、カネカ、カシオ、神戸市、大京、大成建設、野村ホールディングスなど |
34社 ASKUL、アズワン、Amazon Business、大塚商会、紀伊国屋書店、キングコーポレーション、コクヨ、チップワンストップ、DELL、東京硝子器械、トラスコ中山、ビックカメラ、ミスミ、ミドリ安全、MonotaROなど |
coupa | 1,000万円~ | 2,000社以上 三菱重工など |
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SAP Ariba | 3,000万円程度 | ※社数の記載はなし 横浜ゴム、日東電工など |
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