BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)とは、自社の業務プロセスを一括して外部に委託することを指します。ここでは、購買業務へのBPO導入のメリット・デメリットに加え、購買管理システムの導入方法について解説します。
BPOサービスを利用して業務の一部を委託先に任せることで、社員がコア業務に集中できます。
自社のリソースが不足し、業務が逼迫すると、重要な業務に十分な人員を割くことが難しくなります。こうした状況では、BPOを活用することで業務負担を軽減し、人手不足の解消につなげることが可能です。
BPOサービスを導入することで、委託先が業務フローを整理し、属人化やブラックボックス化している部分を可視化できます。その結果、業務の透明性が向上し、管理しやすい体制が整います。
業務を外部に委託するとコストが発生しますが、委託先は専門性を活かし、まとめ買いなど効率的な手法で商品を調達できます。その結果、コスト削減につながる可能性があります。
仕入れの選択肢が豊富なBPOサービス企業を選ぶことで、現在よりも大幅にコストを削減し、効率的に物品を調達できるようになるでしょう。
選択するBPOサービス企業によってセキュリティ対策の水準は異なります。場合によっては情報漏えいのリスクも考えられるので、利用するサービスは慎重に選ばなければなりません。
一括して業務を任せることには、調達や購買業務に関連するノウハウが自社に蓄積されにくいという側面があります。
BPOを導入して業務が円滑に進行していた場合でも、利用の停止や委託先の倒産などが発生すると、自社内での対応が困難になるリスクがあります。
BPOサービスを利用する場合、初期費用や運用費用が発生します。これらの費用がコスト削減効果を上回らないようにすることが重要です。
購買業務に関するBPO導入には、業務効率の向上や属人化の解消、コスト削減などのメリットがありますが、注意すべきデメリットも考慮する必要があります。自社にとって利点と欠点のどちらが大きいのかをよく検討することが重要です。
デメリットが大きいと感じる場合は、BPOの代わりに購買管理システムの導入を検討することも一つの選択肢です。購買管理システムとは、生産に直接関与しない間接材の購買業務を見える化し、管理するためのシステムです。
購買管理システムは、業務フローの明確化や業務効率の向上、属人化の解消が期待されます。自社で運用するため、社内にノウハウを蓄積しやすいという特徴があります。また、業務を委託しないため、コストを抑えやすい傾向があります。
おすすめの購買管理システムについてはこちらをご覧ください。
購買管理システムを選ぶうえで、まずおさえておきたいのが導入実績・事例です。ここではネット上に出回っているあらゆる購買管理システムを調査し、導入実例や社名ありの事例を公式HPに記載しているメーカーの製品をピックアップ。導入費用・実績・パンチアウト接続(サプライヤサイトに直接アクセスできる)で比較してみました。(2021年5月調査時点)
▼左右にスクロールできます▼
| 商品名 | 導入費用 (※独自調査による参考値) |
導入実績・企業例 | パンチアウト接続が 可能なサプライヤ |
|---|---|---|---|
SOLOEL
引用元:
SOLOEL公式サイト https://www.soloel.com/ |
Lightは200万円~ Enterpriseは 1,000万円~ |
600社以上 大阪ガス、オムロン、カネカ、カシオ、神戸市、大京、大成建設、野村ホールディングスなど |
34社 ASKUL、アズワン、Amazon Business、大塚商会、紀伊国屋書店、キングコーポレーション、コクヨ、チップワンストップ、DELL、東京硝子器械、トラスコ中山、ビックカメラ、ミスミ、ミドリ安全、MonotaROなど |
coupa
引用元:
Coupa公式サイト https://www.coupa.com/ja |
1,000万円~ | 2,000社以上 三菱重工など |
ー (要問合わせ) |
SAP Ariba
引用元:
SAP Ariba公式サイト https://www.scsk.jp/product/common/erp_overview_srm/index.html |
3,000万円程度 | ※社数の記載はなし 横浜ゴム、日東電工など |
ー (要問合わせ) |